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第37回東京モーターショー2003(2003年10月31日)
前のページでは、今欲しいクルマを中心に集めてみましたが、ここでは今欲しいクルマではない、言い換えれば買えない(笑)ようなクルマを集めてみました。とは言っても、宝くじで1等を当てたり、竹やぶから一億円を拾ったりしたら、きっと買ってしまいそうなクルマたちなんですけどね〜。
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BMW645Ciかな?排気量を見るのを忘れました。クリス・バングル節が全開なデザインです。6シリーズと言いながら、以前の6のイメージをまったく引用してませんね。個人的には、端正で華奢な前6シリーズも好きだったです。
リアスタイルもかなり個性的です。が、7シリーズが出た時ほど違和感がないのは、目が慣れてきたせいでしょうか?! この角度から見ると、BMというよりポルシェの928後継モデルって感じもします。
写真 こちらは同じくBMの新型5シリーズ。前モデルのコンサバ路線から、イッキに超個性派に変身しました。般若と言うか隈取りと言うか、怒り顔ですよね基本的に。ヒーレースプライトと好対照(笑)。次の3シリーズもこの路線で行くらしいので、今から楽しみです。とは言っても、7シリーズはセールスが思った程伸びてないそうですので、3では若干保守路線に振ってくるかもしれませんけど。

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こちらはNewビートルのカブリオレ。屋根付きのガレージがあれば、ちょっと現実的に欲しい感じです。敢えて幌の部分を外に出してオリジナルのビートルに似せているあたり、クルマ好きのツボを心得てらっしゃる! もし買うなら、色はこのミルク色と、少しくすんだ水色のどちらかかな。 きれいな長身のおねえさんが、電動トップの開閉をデモってらっしゃいました。ドイツの方なのかしら?当然ながら、トップの開閉はスムーズ極まりないものでした。あたりまえか(笑)
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ボディーに合わせて、アイボリー調でまとめた内装はとても明るくハッピーな雰囲気でした。ダッシュボードが異様に長いんで、室内長が犠牲になってると思うんですが、そんな些末なことは気にさせないクルマなんですよね、きっと。 メルセデスベンツSLRマクラーレン。もはや「ジカヨウシャ」と呼べるものなのかどうかもアヤシイくらいの高性能車です。626psということは、その昔のF1に使われてたフォードDFVより100馬力くらい出力が大きいことになります。使い切ることができる一般人が、この世に何人いるかは別にして(笑)。
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メルセデス・ベンツF500Mindです。東京モーターショーでワールドプレミアということで、なんでメルセデスが日本で?って不思議に思ってたら、日本人が外装のデザインをしたそうですね、このクルマ。そう言われてみると、なんとなく日本のミニバンっぽい気がするんですが、先入観でしょう、きっと(笑) ポルシェカレラGT。あの959でも無理やり(?)使っていた水平対向6気筒を捨て、V型10気筒5.7リッターエンジンを採用しているそうです。確かに凄そうだけど、なんとなくポルシェがやらなくても・・・って気がします。でも、最近にわかに活気づいてきた超スーパースポーツカー市場には、やっぱりポルシェも一手打っておかないと、ってとこですかね。黒沢元治さんがオーダーを入れたって聞きましたが、ホントなんでしょうか。
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フォードGTっす。あの歴史的名車、GT40の復刻版ですが、なんでも、GT40って名前がどこかに商標登録されてしまって使えなかったとか、確かに、昔のまんまのデザインには心がトキメいてしまいますが、もう少し新しい提案みたいなものがデザインにあってもいい気がします。GT40が出てムスタングが出てコブラが出て、と最近セルフカバー(笑)が流行ってますね〜。アルファも段付きの復刻版を出してくんないかな。 アストン・マーチンDB9。長い歴史を持つDBシリーズの最新作です。このクルマも6.0リットルのV12という途方もないエンジンを積んでいます。自分が通勤で使ってるバスより排気量が大きいかも?!相変わらずの英国的なモダンデザインで、うっとりと眺めてしまいました。今回のブースでは、クルマ一台まるごとカットしたモデルなんかも展示されていて、楽しめる展示でした。
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光岡自動車の「オロチ」です。前回のモーターショーでも展示してあった気がしますが、その時よりもデザインに違和感を覚えなくなってきたのは、目が慣れたからでしょうか。丁寧にモップをかけている金髪のお兄さん、たぶんこのオロチをデザインした方だと思います。違うかな?なぜかバックには「SPIRITS」の文字が・・・。 マツダの「IBUKI」。雑誌では次期ロードスターとか、いやその次のだ、とか言われてますが、なんとなく初代の雰囲気が出てますね。フロントガラスの上端の枠がないってところ、非常に開放感が高そうでいいアイデアです。剛性や安全面では不利でしょうけど。どんな形になってもいいけど、このクラスのオープンスポーツは作り続けて欲しいです。いつか、2台クルマを持てる身分になったら、欲しいな〜。
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ダイハツ・コペンを、レーシングカーコンストラクターのサードがプロデュースしたものだそうです。なんとなく佇まいにただならぬモノを感じたので、じっと見入ってしまいました。排気量1.3リットルに拡大されているそうです。ウワサによるとコペンは一定数作ったら生産が終了するということですが、そんなこと言わずにチビチビ改良しながら作り続けて欲しいものです。なんてったって、こんなマイクロスポーツは貴重ですから。smartに負けるな! ホンダのアシモです。もちろん乗れません(笑) この日はアシモくんのお誕生日だったそうで、まわりの人に手を振りながら自分で祝っておられました。そのなめらかな動きと腰の低さは、まるでベテランのセールスマンのようでした(笑) この技術、ホンダのクルマにどんな形で活かされるか、楽しみですね。なんとなく、姿勢制御的なところとかドライバーとのインターフェイスにはすぐにでも活用できそうな技術ですが。
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スバルのR2。クルマよりも目立ってしまっているのが、レンブラントライト気味に浮かび上がるアンドレアス・ザパティナスさまです。かの145のV字リアウインドをデザインしたと言われる、アルファ・チェントロ・スティーレの元チーフデザイナーであり元ダイレクターであるお方です。スバルに行ったとたんに、こんなイタリアンなクルマが出てしまって、なんかタイミング良すぎって感じですよね。最近は街でこのクルマを見かけることも多いですが、非凡な美しさを感じます。 今回のモーターショーでもうひとつ楽しみにしていたのが、グランツーリスモ4の試乗(?)ブースです。プレステのクルマゲームなんですが、なによりクルマの挙動のホンモノっぽさと車種の豊富さで、世界各国で絶大なる人気を得ているゲームなんですが、2004年中に出ると言われているVe.4のお試しプレイができるブースが会場に出現していたのです。
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15分くらい並んで、ようやくコックピットに納まりました。クルマは憧れのジュリアGTA、コースは筑波2000と、なにかのイベントに出ているような気分でスタートしました。エンジン音が野太く勇ましいのと、ブレーキが甘いのが印象的でしたが、これも実車をシミュレートしているんでしょうね。広角で写真を撮ったので形がゆがんでますが、実際の画像はジュリアの雰囲気を忠実に再現していました。 3周でレースは終了し、ルノーサンクターボとロータスヨーロッパには負けました。この2台には負けても文句は言えませんね。でも同じジュリアには勝ったのでよしとしましょう。もう一台は、アバルトA112なんていうエンスーな車種が出場していました。妙にマニアックな車種選定のこのゲーム、早く発売になって欲しいな。ジュリアでカレラをぶっちぎってやりたいんで(笑)

こんな感じで、まる一日めいっぱいクルマを堪能してきました。世界各地から集結した最新のクルマやらリバイバルチックなクルマやら、はたまた最新の技術の洪水におぼれながら、いろんな国のいろんなポジションでクルマ作りに関わっている人たちの仕事ぶりに、思いをはせる一日でもありました。クルマの白モノ家電化なんていう言葉が最近流行ってますけど、このショーを見る限りでは、クルマはまだまだエモーショナルで芸術的な側面をもってるなっていうことを実感しました。2年後に開かれる東京モーターショー、今度はどんなテーマで楽しませてくれるんでしょうか。ほとんど全部がハイブリットか燃料電池車、なんてことは避けたいのですが(笑)


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